古い町並み 高山市

どこか懐かしい、日本の古き良き時代の街並みが広がる高山市は、観光の定番スポットですよね。一年を通して様々な楽しみ方のある高山ですが、ここでは夏にしかできない楽しみ方をご紹介していきます。ちなみに飛騨高山観光を楽しみたいなら、高山駅から徒歩8分のところにある「観光旅館たかやま」がおすすめです。ここを起点にすると、徒歩やバスで様々なイベントを巡れてしまうんですよ。

高山の夏の風物詩・絵馬市

紙絵馬

絵馬といえば、皆さんはどんな絵馬を思い浮かべますか?多くの方は、木で出来た五角形の絵馬を思い浮かべるでしょう。しかし、高山の夏の風物詩である絵馬市で買うことのできる絵馬は、「紙絵馬」で、紙に馬の絵が描いてあるもののことを指します。この絵馬には、非常に生き生きとした馬が、墨やカラフルな色の塗料を使って描かれています。最近ではお肉屋さんから豚や牛の絵柄をオーダーされることもあるようです。

絵馬市は、毎年8月の上旬に開催され、地元の人や観光客で賑わいます。これらの絵馬は、「1000円」であれば、「一千万両」というように、実際の値段に一万をかけたものに、両という単位をつけて表記されます。この表記方法は「松倉相場」と呼ばれます。また、絵馬の数え方も独特で、「一枚」とは数えず、「一頭」と数えられます。

買ってきた絵馬は、自宅の玄関に馬が家の奥に向かって走り込むような向きで貼ることで、一年間無病息災や、開運のご利益があると言われています。この絵馬には、それぞれのお家の間取りの関係上、馬の頭が右に向いたものと、左に向いたものとがあります。購入する際は、ご自身のお家の間取りを思い出し、正しい向きで貼ることができる絵馬を選ぶように注意しましょう。前の年の絵馬は、どんど焼きに出すようにしてください。日にちによって売られている場所が違うので、よく調べて行くようにしましょう。

新穂高ロープウェイ星空鑑賞便

ロープウェイ

満点の星空 天体観測夜には、高山駅近くから出発する高速バスに乗って、新穂高ロープウェイへ行き、夏の夜空を鑑賞するのはいかがでしょうか。お盆を除いた夏休みの時期には、濃飛バス「星空鑑賞号」に乗って、途中ロープウェイを乗り継ぎ、標高2156メートルの山頂展望台まで行けてしまうんです。この展望台は、昼間に行っても絶景ですが、夜に行くと昼間とはまた違い満天の星空を眺めることができます。街中のように、周囲に明かりがないため、プラネタリウムで見たような綺麗な星空を見ることができますよ。あれほどの星空を、私は他で見たことがありません。

バスガイドさんがついてくださるので、土地勘がなく不安がある人でも安心です。予約制なので、忘れず予約をしておきましょう。電話かWEBで、予約を取ることができます。標高が高いこともあり、夏でも肌寒く感じるので、長袖の上着を持っていくことをお勧めします。また、暗闇の中での移動となるため、懐中電灯を用意しておくと便利です。遭難してしまわないように、ガイドさんの指示にはきちんと従いましょう。

運行時間

  新穂高温泉発(上り) しらかば平発(上り) 西穂高口発(下り)
始発 終発 始発 終発 始発 終発
グリーン(4/1~11/30) 新穂高温泉発(上り) 始発 8:30 新穂高温泉発(上り) 終発 16:00 しらかば平発(上り) 始発 8:45 しらかば平発(上り) 終発 16:15 西穂高口発(下り) 始発 8:45 西穂高口発(下り) 終発 16:45
サマー(8/1~31) 新穂高温泉発(上り) 始発 8:00 新穂高温泉発(上り) 終発 16:00 しらかば平発(上り) 始発 8:15 しらかば平発(上り) 終発 16:15 西穂高口発(下り) 始発 8:15 西穂高口発(下り) 終発 16:45
紅葉(10/1~31の土・日・祝) 新穂高温泉発(上り) 始発 8:00 新穂高温泉発(上り) 終発 16:00 しらかば平発(上り) 始発 8:15 しらかば平発(上り) 終発 16:15 西穂高口発(下り) 始発 8:15 西穂高口発(下り) 終発 16:45
ウィンター(12/1~3/31) 新穂高温泉発(上り) 始発 9:00 新穂高温泉発(上り) 終発 15:30 しらかば平発(上り) 始発 9:15 しらかば平発(上り) 終発 15:45 西穂高口発(下り) 始発 9:15 西穂高口発(下り) 終発 16:15

通常料金

乗車区間   片道 往復
第1・第2ロープウェイ連絡
(新穂高温泉~西穂高口)
大人 片道  1,600円 往復  2,900円
小人 片道  800円 往復  1,450円
荷物券 片道  300円 往復  600円
第1ロープウェイ
(新穂高温泉~鍋平高原)
大人 片道  400円 往復  600円
小人 片道  200円 往復  300円
荷物券 片道  100円 往復  200円
第2ロープウェイ
(しらかば平~西穂高口)
大人 片道  1,500円 往復  2,800円
小人 片道  750円 往復  1,400円
荷物券 片道  200円 往復  400円

駐車場料金

  乗用車 バス 備考
新穂高温泉
駐車場
500円~ 2,300円  
鍋平高原
駐車場
600円 2,300円 降雪期は営業中止

飛騨高山手筒花火打ち上げ

手筒花火を抱える人

飛騨高山手筒花火打ち上げ 全体やはり夏といえば、花火を外すことはできません。空に打ち上がる花火を、屋台で買ったりんご飴や、かき氷をのんびり食べながら観るとき、日本に住んでいてよかったとしみじみ思ってしまうことでしょう。

しかし、飛騨高山の花火は一味違います。高山では火花を浴びながら、竹筒から手筒花火を打ち上げる「飛騨高山手筒花火打ち上げ」という行事があります。人間が火柱が立ち上る竹筒を持っているところを、想像できますか?火柱は大きなもので。8〜10メートルほどになると言われています。打ち上げ数は約180発あり、とても見ごたえがあります。花火が吹き出す竹筒を持った約40人の姿には、圧倒されることでしょう。ちなみに、手筒を持っている方の中には、女性もいらっしゃるんですよ。これは、8月9日の、8、9という数字から「厄(やく)」にちなんで、厄払いを願い行われる行事です。宮川弥生橋の下流、陣屋から少し歩いたところで行われます。JR高山駅から徒歩12分です。

日付 8月9日
開催時間 午後7時00分から午後9時00分まで(小雨決行)
対象 どなたでも
開催場所 宮川 弥生橋下流
内容 宮川の川床に仮設台を設け、竹筒に仕込んだ花火を手で持ち、火の粉をあびながら行う勇壮な花火です。厄払いを祈念し、毎年8(や)月9(く)日に行われます。

市民盆踊り大会in花街

市民盆踊り 高山市

高山市 市民盆踊り 屋台高山で行われる盆踊り大会です。もちろん地元の皆さんが参加されますが、観光客でも参加することができます。意外に、盆踊りをテレビで見たことはあるけれど、盆踊りに参加したことはないという方は多いのではないでしょうか。

高山では、そんな日本の夏の風物詩、盆踊りに参加することもできてしまうのです。生唄、生演奏の民謡「飛騨やんさ」に合わせて踊ります。もちろん屋台も多数出店されます。その他、提灯のライトも同時開催されるため、夏休みの思い出作りにはぴったりです。古き良き街並みが残る高山での盆踊りには、他の地域の盆踊りとはまた違う良さがあります。実際に足を運んでいただければ、きっとお分かりいただけるでしょう。JR高山駅から徒歩3分、いろは旅館〜片岡医院の辺りで行われるため、アクセスしやすいのも良いですね。高山駅周辺には浴衣をレンタルできるお店もあります。浴衣を着ていけばさらに気分が盛り上がることは間違いありません。

開催期間 2019年8月25日(日) 18:00~
イベント内容 花街の雰囲気を感じながら開催される盆踊り。生唄・生演奏の民謡「飛騨やんさ」にあわせてみんないっしょに踊りませんか?高山市民のみなさんも、観光客のみなさんも、みんな参加大歓迎です。
開催場所 高山市花岡町1丁目(いろは旅館~片岡医院)
アクセス JR高山駅東口より徒歩3分
参照URL http://www.takayamaryokan.jp/
お問い合せ 飛騨高山旅館ホテル協同組合 TEL 0577-57-9800

陣屋前朝市感謝デー

夏に飛騨高山を訪れたなら、朝市で掘り出し物を見つけてみてはいかがでしょうか。そこでおすすめするのが、陣屋前朝市感謝デー。高山市を代表する歴史的な観光スポット、陣屋跡の前で開催される大規模な夏のイベントです。日本三大朝市の1つとして知られ、国内のみならず海外からも大勢の観光客が訪れます。まさに国際観光都市飛騨高山にふさわしいイベントと言えます。

この朝市の歴史は古く、江戸時代末期に高山別院の境内で開かれた、桑市に由来します。明治時代になると開催場所を転々としながら、地元の農産物や花なども売られるようになりました。陣屋前で朝市が開かれるようになったのは、大正11年のことです。今では野菜や果物をはじめ、味噌や漬物さらには民芸品に至るまで、高山特産のバラエティ豊かな品々が集まります。ちなみにお土産を選ぶなら、全て手作りにこだわった民芸品がおすすめ。カラフルな色彩の草履をはじめ、木の実をつなげたアクセサリーや、ユニークでかわいいお人形など、旅の思い出にもピッタリな品々がそろいます。

空町仏閣夜会廻夜市

夏の飛騨高山では魅力あふれるイベントがたくさん行われますが、空町仏閣夜会廻夜市もその1つです。これはライトアップされた数々のお寺をナイトウォークして、高山エリアの風情豊かな夜景を楽しみながら、街の歴史や魅力を再発見する試みです。ライトアップされるポイントは、高山別院を拠点とした寺町、そして東山寺院群の建物や庭園など。遊歩道や路地裏小道あるいは川沿いの道などをナイトウォークしながら、歴史的な建造物や地域の風土など、高山エリアの街並みをゆっくりと味わえます。

このイベントでは、灯籠玉流しも見逃せません。紙に願い事を書いて、それをLEDライトと一緒にカプセルに入れ、川へ流します。暗い川面の上をほんのりとした灯りが浮かび上がり、幻想的な風景を体験します。また東山寺院の境内で開かれる空町夜市では、縁日の屋台がたくさん並び、飲食しながら地域の人々とふれあうことができます。

乗鞍岳自然観察教室

飛騨高山といえば、深い山々に囲まれた自然豊かなエリアとして知られます。特に乗鞍岳はこの地域を象徴する自然のスポットであり、珍しい野生鳥獣や、約200種類以上もの植物が生息します。また登山やスキーなどアウトドアスポーツのメッカでもあり、毎年数多くの観光客が訪れます。その乗鞍岳で夏のシーズンに開催されるのが、乗鞍岳自然観察教室です。この教室は標高約2700mの乗鞍畳平で開催され、観察指導員が乗鞍岳の成り立ちをはじめ、高山植物や野生鳥獣さらに自然保護などについて、丁寧にレクチャーします。可憐に咲き誇る草花の中をハイキングしながら、自然に関する知識をしっかり学べるお得なイベントです。夏休み中の子どもと一緒に、参加してみてはいかがでしょうか。

宇津江四十八滝しぶきランドサマーフェスティバル

高山市には自然のスポットが豊富にありますが、県立自然公園内にある宇津江四十八滝も代表的な名所です。標高約1200mの高原を源流とする四十八滝川が急峻な谷間を流れ、大小13もの滝群が秘境を形成しています。またこの一帯は全国自然100選地や、岐阜県名水50選地にも指定されています。フェスティバルでは川沿いの遊歩道をハイキングしながら、雄大な数々の滝の姿を満喫し、渓谷内の貴重な樹々や草花の観察も楽しめます。

ハイキングのスタート地点から100mほど進むと、最初の滝である魚返り滝が現れます。高さが6mほどあるため、これ以上は魚が先へ進めないことから、この名称が付けられたと言われます。そこから約300m先までには、上段滝や梵音滝などを含め5つの滝が連なります。そのまま進むと、13の滝群の中で最も大規模な王滝が見えてきます。約19m近い高さから流れ落ちる、壮大な滝の姿に圧巻されるはずです。

さらに銚子口滝と障泥滝を通り過ぎ、約100mで展望台へ到着します。ここでは360度の大パノラマで、美しい北アルプスの山々を眺めることができます。フォトジェニックなスポットなので、記念撮影にも最適です。滝めぐりのハイキングはまだ終わりません。この先にも約150mの間に4つの滝があります。その中でも必見なのが瑠璃滝。太陽光が差し込む角度によって、瑠璃色に見えることから命名されており、天気の良い日であれば神秘的な滝の風景を目にすることが可能です。スタート地点から最後の上平滝までの所要時間は、家族でゆっくり歩いても約1時間。夏休み中の子ども連れファミリーや、女性同士のグループでも、無理なく余裕をもってフェスティバルに参加できます。

そしてこの自然のスポットのよいところは、下流にしっかりとした温泉施設があること。ゆったりとくつろげる大浴槽をはじめ、超高圧湯のバブルで身体を程よく刺激するアクションバス。さらにガス遠赤外線によって身体を芯まで温める遠赤外線サウナや、ミネラルを豊富に含んだ塩で新陳代謝を高める塩サウナなど、充実した温泉設備がそろいます。またレストランも併設しているので、地元特産の飛騨牛を使用した、数々の名物料理を堪能することもできます。サマーフェスティバルで汗を流した後は、ここの温泉やレストランを利用して、疲れた身体を十分に癒やすのもよいでしょう。

アルコピアひまわり園

飛騨高山には幾つもスキー場があり、冬にはウィンタースポーツを楽しむ、大勢の人々の姿を目にすることができます。では夏になると、そのスキー場のゲレンデはどうなっているのでしょうか。その正解が、夏限定で開催されるアルコピアひまわり園にあります。ゲレンデ一帯に色鮮やかなひまわりが約20万本も咲き誇り、訪れる観光客を圧巻します。展望台もあるので、黄色に染まったゲレンデを背景にして、記念撮影するのにもピッタリ。

また期間中には、水遊びやシャボン玉あるいはトランポリンのコーナーで、親子一緒に楽しめます。バザーも実施しており、美味しいお団子や冷たいかき氷を食べながら、掘り出し物を探すのもいいでしょう。そしてこのイベントの目玉といえるのが、写真コンテストです。イベントの当日に撮影した写真を郵送か持ち込みで提出し、審査の上で入選すると、特選飛騨牛や飛騨リンゴまたは他の特産品など、豪華な商品付きで表彰されます。せっかく訪れたのなら、ふるって参加してみてはいかがでしょうか。